2014年10月09日

経団連なるものの「当面のエネルギー政策に関する意見」 (2)

日本には言論の自由がありますから、気にせずに続きです。

【3.地球温暖化対策税の抜本的見直し
(中略)
したがって、課税の廃止を含めた抜本的見直しこそが喫緊の課題であり、森林吸収源対策や地方の地球温暖化対策への使途拡大をすべきでない。森林吸収
源対策等のための新たな課税にも反対である。 】
→ いやいやいやいや、使徒の拡大解釈はお上の得意技ですから。そのうち部屋にエアコンを取り付けて電気をガンガン使っても、お上は「俺の部屋の温暖化対策だ」などと言い出しそうであります。という冗談(20%は本気)はさておき、なんたら税、なんたら税と増やして、こっそり溜め込まれるのはすっきりしませんので、私も抜本的見直し希望です。既存の税制と合わせてすっきりとさせてもらいたいものです。

【4.再生可能エネルギー導入策の見直し(詳細は別紙1参照)
再生可能エネルギーは、エネルギー安全保障や地球温暖化防止の観点から極めて高いポテンシャルを有する重要なエネルギーである。】
→ とりあえずこのように言っておくものです。

【再生可能エネルギーの固定価格買取制度(以下、「FIT」)により再生可能エネルギーの導入量は急拡大し、認定された設備の全てが稼働すれば、2030年時点
の発電電力量のうちの再生可能エネルギー等の割合を約2割にするという、エネルギー基本計画の目標に達することとなる。これに伴って国民負担も急増し、認定を受けた設備がすべて稼働すれば、賦課金額だけで年間約2兆7千億円に上ると試算されている。系統増強コスト等が加われば国民負担はさらに大きくなる。】
→ 「稼働すれば2.7兆円」ですが、稼働すると思っているのでしょうか。こういうときには都合のよい仮定をするというのはお約束です。

【また、導入された再生可能エネルギーの大部分が太陽光発電であり、地熱発電や風力発電、バイオマス発電等、他の再生可能エネルギーの普及促進が妨げられている。】
→ 太陽光が妨げているというのはあまり正しくないような気がいたします。(少しは正しいと思いますが。) 仮に系統側に再生可能エネルギーの受入余力が十分にあれば(太陽光が専有していなければ)、じゃあ、地熱や風力やバイオマスが普及促進したかというとそうでもない気がします。いろいろと困難やら反対もあるようですし。

【現在、政府の総合資源エネルギー調査会の下に新エネルギー小委員会が設置されているが、現行 FIT の不合理を是正し、国民負担を抑制するため、以下のような、現行法の下で可能な措置を講じるとともに、賦課金減免制度のあり方を含む制度の抜本的な見直しに向けた検討を本格化すべきである。】
→ 不合理は是正せねばいけませんね。ところで「賦課金減免制度のあり方を含む制度の抜本的な見直し」って、要するに「減免してもらってる俺たちにもっと、減免して」ということでしょうか。まさか、「減免してもらってるけど、今度から減免はいりません」なんてことは・・・?

【(1) 発電事業者のコストデータの調査方法見直し(設備等に関する領収書提出を義務付け)】
→ ずるいことをする事業者が多いのであれば致し方ありません。ところで、経団連のみなさんは、議員センセたちの政務調査費の領収書堤出の義務付けの要求もお願いしますね。それでも領収書を変造するような奴はたくさん出てくるのでしょうけれども。

【(2) 買取価格の半期毎の改定】
→ 半年でも毎月でも毎日でも、ルールが明確で、後出しジャンケンではなくて、電力会社都合で運転開始が引き延ばされたりしないのであれば賛成です。

【(3) 買取価格算定の適正化(最も効率の良い事業者のコストや設備の国際価格を考慮等)】
→ 一部の発電事業予定者やらそのお友達の言い値(42円/kWh)どおりに決めた算定委員会とやらが一番「不適正」ですね。まあ、なんでも効率とかなんとかでやってしまうと、時の政権の中枢の親戚が経営しているイ●ンのような零細小売業破壊の繰り返しにもなってしまいますから、そこのところは適切にお願いしたいところですが、「適正化」そのものに文句を言う人はいないのではと思います。

【(4) 利潤特別配慮期間の法定通りの終了(1〜2%の IRR 上乗せ廃止) 】
→ 大賛成です。土地転がしやら、ハゲタカやら、シロアリ散布ではなく、真っ当で地道な発電事業者がそれなりに利潤を得られる程度で十分であります。

【(5) 「設備の軽微変更」にかかる運用の適正化(所有者変更時等は再申請)】
→ 地上げや売電権利転がしのようなものを排除する目的の部分は賛成です。ただ、運転が開始されたものの所有者変更は世間様には迷惑をかけないのではと思うわけですが・・・。

【(6) 運転開始までのリードタイムが短く設備価格が低下している太陽光のような電源の買取価格決定時期の適正化(運転開始時に買取価格を決定)】】
→ ルールが明確で、後出しジャンケンではなくて、電力会社都合で運転開始が引き延ばされたりしないのであれば賛成です。


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posted by fppv (りょん)@rokutech at 01:00| Comment(0) | 与太話